デザイナー求人@DEEPでは、デザイナー:山路直行さんに密着し、デザインというお仕事のやりがいについて取材いたしました。
レディスブランドのデザイナーをしております。現在は2015年の秋冬物のトレンド調査を行っている最中で、それが完了次第デザイン画を起こし、必要となる布や小物の選定、そして制作へと入って参ります。私が担当している部署では、全てにデザイナーが携わるようになっておりますので、扱う製品は多くて3種類。今度の担当は、ビジネスカジュアル系のジャケット・ブラウス・パンツですね。
ターゲット層は20代後半から40代までの女性です。ビジネスカジュアルですので、お仕事をバリバリとこなされている方に好まれるブランドです。
チーム制になっております。だいたい1チーム数人体制です。多くても二桁に行くことはありません。あまり大人数になってしまいますと、意思の疎通がうまく図れなくなることがあり、メリットよりもデメリットの方が多くなってしまいますので。
子どもの頃より、服が大好きでした。高校生ともなると、自分の服をほどいて別の服に作り変えてみたり、いろいろな組み合わせをしてみるなど、自分なりのおしゃれを生みだすことに喜びを感じていました。それがデザイナーという職業に結びつき、これしかないと感じた、そんな流れですね。
やはり、自分自身が男性であるということでしょうか。どうしても男性目線で好みの服を作ってしまいがちになってしまいます。しかし、男性の好きな服と女性の好きな服には大きな壁があるんですよね。そして女性は決してその壁を低くすることなどありえない(笑)男性である私が気づき、飛び越え、歩み寄るしかないのです。
自分の作品を着ている方に街で出会ったことがあるんです。遠くから「自分の服だ!」とすぐに気付きました。通り過ぎる時にはまじまじと見つめてしまいましたので、多分変なヤツだと思われたかもしれません。でも、そんなサプライズこそが、一番の原動力ですね。
最初はすることが多く、先も見えないことだらけなので、なかなか長続きせず途中で諦めてしまう方も多い世界なのですが、ぜひもう少しがんばってみて下さい!とても楽しい世界ですから。